プロの棋士を育てま将

プロ棋士を目指す子供たちの記録

私の棋歴3

会社に入り環境が一変、目標も『いつかはアマ初段』に変わりました。

将棋界は、前年に谷川さんが羽生さんの7冠を阻止するという展開があり、盛り上がりを見せていました。

 

誰が将棋の好きな人はいないかと社内を探すと、昼休みに指しているおじさん達がいました。

 

そこで、自分も何度か相手していただいたのですが、勝てませんでした。

そもそも、昼休みから食事時間を差し引いたわずかな時間では落ち着いて指すこともできず、そのうち指すことも無くなりました。

 

なので、将棋の勉強は本が中心となりました。

書店で見かけた『光速の寄せ』シリーズに惹かれ、順次買い揃えていきました。

 

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一度、帰省したときに父に一局お願いしたことがありました。

父とは10年以上指していなかったのですが、

「うーん、ちょっと今日はしんどいから」

と実現しませんでした。

 

その後も実家には顔を出していますが、父と指すことはありませんでした。

 

ここで、私の棋歴は一旦終わるのでした。